小林麻央さんの「なりたい自分になる」という思い

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成れる会大阪マーケティング塾の種村文孝です。
同年代の小林麻央さんの訃報に接して、
考えさせられるものがありました。

そう、
2017年6月22日、
34歳の若さでフリーアナウンサーの小林麻央さんが亡くなりました。

麻央さんの最後の言葉は、
「愛している」
だったそうです。

それを聞いて、
涙がこみ上げてきました。

最後の最後まで、
家族を愛し、自分らしく生き抜かれたのではないでしょうか。

市川海老蔵さんも、
家族を支え、
そして麻央さんに支えられての日々であったのではないかと感じました。

小林麻央さんが闘病生活の間に書いたブログは、
352回も更新されたといいます。

2016年9月1日から、1年も経たない間に、
352回も書き続け、
多くの人の共感を得てきました。

病とたたかいながらもそれだけ更新されてきたことについて、
強い意志を感じます。

その最初のブログのタイトルは、
「なりたい自分になる」
というものでした。

がんであるということで、
それまでと同じような生活ができなくなること、
弱々しいイメージを世間に与えることを恐れ、
がん患者であるということを隠して生きてきた麻央さん。

緩和ケアの先生から、
「がんの陰に隠れないで」
と言われたことで、
ブログを書き、
自分のことを伝えてきました。

以下、少し麻央さんの言葉を紹介させていただきます。

人の死は、病気であるかにかかわらず、
いつ訪れるか分かりません。

例えば、私が今死んだら、
人はどう思うでしょうか。

「まだ34歳の若さで、可哀想に」
「小さな子供を残して、可哀想に」
でしょうか??

私は、そんなふうには思われたくありません。
なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。
私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、家族に愛され、
愛した、色どり豊かな人生だからです。
だから、
与えられた時間を、病気の色だけに
支配されることは、やめました。
なりたい自分になる。人生をより色どり豊かなものにするために。
だって、人生は一度きりだから。

引用元:がんと闘病の小林麻央さん、BBCに寄稿 「色どり豊かな人生」
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-38073955?SThisFB


私は
力強く人生を歩んだ女性でありたいから
子供たちにとって強い母でありたいから

ブログという手段で
陰に隠れているそんな自分とお別れしようと決めました。

こんな自分勝手な情けない理由で
ごめんなさい。

でも、一度きりの人生なので、
なりたい自分になろうと
決意できたことは
うれしいです。

引用元:なりたい自分になる(KOKORO. 小林麻央のオフィシャルブログ)
https://ameblo.jp/maokobayashi0721/entry-12195698756.html


「なりたい自分になる」

がんでかわいそうだとか、
34歳の若さで亡くなってかわいそうだとか、
小さい子どもを残してかわいそうだとか、
そう思われるのではなく、

力強く人生を歩み、
家族を愛し、家族に愛された人生を歩む。

そういう思いで日々を過ごし、
そして、
最後の言葉が、
「愛している」
だったというのは、
まさに、
麻央さんが「なりたい自分」として最後まで生きたのではないかと感じました。

小林麻央さんのご冥福をお祈りいたします。

命というのは限りがあるものであり、
日々、とても貴重な1日です。

なりたい自分になれているか?

その言葉をもう一度かみしめたいなと思います。

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