自分より優れた人を仲間にする5つのポイント

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成れる会では、
仲間を集める力、人を集める力を高めることを重視しています。

鉄鋼王、アンドリュー・カーネギーの墓碑に刻まれている言葉は有名かと思います。

Here lies one who knew how to get around him men who were cleverer than himself.

(自分より優れたるものを自分の周りに置きし者ここに眠る)

成れる会大阪マーケティング塾の種村文孝です。
僕はこのカーネギーの名言が好きです。

人は自分で全部できるようになるよりも、
周囲の人の力を活用できるようになった方が、
はるかに望みを実現しやすくなります。

良いサービスを広めたい、

地域を良くしたい、

社会を良くしたい、

困っている人を助けたい、

などと考える際に、

自分で全てをやるよりも、

得意な人やできる人を集めて、実現する方がはるかに早くて簡単です。

自分より優れた人を集める、
自分より優秀な仲間を集める、
そういった力があるのとないのとでは、
実現できる速さや規模感が全く違ってきます。

ウェブやITに詳しい人、
数字に詳しい人、
細かい事務作業が得意な人、
長期計画を考えるのが得意な人、
営業が得意な人、
企画が得意な人、
いろんな強みがある人を、いかに自分の仲間にできるか、です。

全部自分でやろうとする、
全部自分が管理していないといけない、
というような発想では、
自分の能力の範囲内の人しか集まりません。

どうしたら、自分より優れた人を仲間にすることができるでしょうか?

それを考えてみるのが大事ではないでしょうか。

その際には、
どんな人の周りに、優れた人が集まっているかを、チェックしてみるとよいかと思います。

何でも自分でできると思っていたり、
何でも自分でやろうと思っている人のところには、
案外、人が集まりません。

完璧主義だったり、
プライドが高かったり、
他人に厳しくあたったり、
不平不満ばかり言っていたり、
人をバカにしたり、
自分が一番だと奢っていたり、
人を信頼しなかったり、
人を頼らなかったり、
人に助けてもらってもお礼を言わなかったり、
人に無関心だったり、
自分さえよければよいと思っていたり、
自己中心的だったり、
人を駒のように扱ったり、
そんな人のところには優秀な人は集まりません。

自分より優秀な人を自分の周りに集めるには、
どうしたらよいか。

その答えは1つだけではなく、たくさんありますので、
自分の頭で考えていただけたらと思いますが、
5つほどヒントを挙げてみます。

1.明確なビジョンを示す

何がしたいのか、
どうなりたいのか、
どうありたいのか、
何を実現したいのか、
それが実現するとどうなるのか、
明確なビジョンを示すことです。

目立つ旗を立てることです。
どこを目指すのか。

夢物語でも、構いません。

明確なビジョンを描き、
そのビジョンに共感した時、
人は動きます。

人は打算やメリットで動くことよりも、
心が大きく動かされることで、
協力してくれたり、仲間になってくれます。

1人では実現できないことを描き、
それを表現していくと、助けてくれる仲間が集まります。

2.人に興味を持つ

自分のことしか興味がなかったり、
自己中心的だったりすると、
人が集まりません。

仲間が離れていくということもあります。

「あの人は、自分のことしか考えていない」

そんな人と一緒に、何かを成し遂げようと思う人は、
ほとんどいません。

自分のことに関心を持ってくれる人、
自分を必要としてくれる人、
自分のことを大切にしてくれる人、
自分の自尊心を満たしてくれるような人、
一緒にいて楽しい人、
そういう人と共に、何かを成し遂げたり、一緒にやろうとしてくれます。

相手が何を求めているのか、
相手が何に喜びを感じるのか、
相手が何を大切にしているのか、
相手の価値観はどのようなものか、
相手の生きがいは何か、
そのようなことを、しっかり把握していくことです。

人や相手に関心を持つことなしに、
人を巻き込んだり、
人を仲間にしていったり、
相手の心をつかむということはできません。

3.謙虚であること

自分ができることと、自分ができないことを、
冷静に受け止め、
謙虚であることです。

わからないことはわからないと認め、
知らないことは知らないと認める、
謙虚さが必要です。

自分の力を正確に把握するというのは、
なかなか難しいものですが、
自分のことをわきまえているからこそ、
人に頼ったり、人の力をリスペクトできたり、人に任せることができます。

有名な故事成語に、
三顧の礼
というものもあります。

目上の人が格下の者の許に三度も出向いてお願いをすることであり、
目下の者にも礼を尽くして迎えるということです。

自分の方が立場が上でも、
自分の方が年齢が上でも、
謙虚に、相手に敬意を持って接することです。

そのような人のところに、人は集まります。

4.言行一致で行動する

口先だけで大きいことを言ったり、
人に助けを求めるだけではなく、
自分自身は行動しているのか。

そのビジョンや目標実現のための行動を継続しているのか。

背中は、口よりも多くを語るものです。

言っていることとやっていることが違う場合、
行動を見れば一目瞭然です。

本気の人なのか、
人を大切にする人なのか、
行動にすべて現れます。

人に任せて自分はラクをしようとか、
自分は手を汚さずにおいしい思いをしようとか、
そういうのは、言葉に出さずとも、行動や姿勢に現れます。

言っていることを、やっていること。

行動が伴っていること。

誰よりも動いていること。

行動や背中は雄弁に語ります。

5.成長し続けること

これくらいでいいか、
というような安易な妥協、慢心、奢りは生じやすいものです。

高みを見続けること、
好奇心を失わないこと、
向上心を持ち続けること、
ワクワクし続けること、
挑戦し続けること。

好奇心を持ち、
向上心を持ち、
成長し続ける人は、
人を惹きつけます。

生き生きしている人と共に何かをしたい、
ワクワクしている人と一緒にその喜びを分かち合いたい、
もっと自分の力を発揮できる機会が出てくるかもしれない、
もっと自分も成長できるかもしれない、
そう思うからです。

優れている人は、
自分の力を発揮できる場や、
自分をさらに伸ばせる場を求めているものです。

これは、年齢問わず、です。

成長したい、何かを実現したいと思って、
行動し続けたり、発信し続けたり、自分を磨いている若い人がいれば、
力を貸してあげよう、一緒に何かやろう
と思う実力者や経験者は少なくありません。

歳を重ねていたとしても、
挑戦し続ける人、成長し続ける人には、
力を貸そうと思う人が集まります。

まとめ

今回は5つのポイントを紹介しましたが、
これ以外にも様々な観点があります。

答えは1つではありませんし、
自分にあった考え方や方法があると思います。

みなさんの周りには、

「もう、しょうがないなぁ」

と手伝ってあげたくなるような愛嬌のある人が1人や2人はいらっしゃるかもしれません。

うっかりミスも、
笑って許され、
周りの人が自然と手伝ってあげるような愛嬌があったり、キャラがあったりする人もいるでしょう。

人から好かれたり、愛されたりする力も、
大きな力ですね。

「責任は自分が取るから、好きなようにやれ」
というような親分肌を発揮して、
その魅力に惹かれて優秀な人が集まるということもあると思います。

性格やキャラだけでなく、
責任感や度量、器の大きさ、などもあるかもしれません。

いずれにせよ、

自分が自分より優れた人を仲間にするにはどうしたらよいだろうか、

という問いに向き合ってみてはいかがでしょうか?

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