日本人初!100m走 9.98秒より思う「代償の先払い」
こんにちは。
成れる会 名古屋 マーケティング塾代表の梅田です。
僕の好きな言葉に、
『代償を先払いして、成果を得る』という言葉があります。
成し遂げたい事があるなら、その結果に見合う、もしくは、それ以上の代償を先に支払う必要があるという意味です。
当たり前のことですが、
スポーツで良い成績を納めたいなら、毎日トレーニングする必要がありますし、
仕事で成果を得たいなら、知識やスキルを学んだり、営業活動の積み重ねが絶対的に必要です。
代償を先払いするから、結果があとからついてくるものです。
昨日、
日本学生対校選手権の陸上男子100mで、
桐生祥秀選手(東洋大学)が、9秒98という記録を樹立しました。
日本記録の樹立と、日本人初の9秒台という結果に、日本全国で歓声が湧きました。
桐生選手ですが、
幼少時代から抜きん出た存在ではなく、黙々とトレーニングを重ね徐々に頭角を現した「努力型」だったそうです。
その努力の積み重ねは、まさに代償の先払いですし、今回の結果は、周囲から見たら想像もできないぐらい様々な代償を先払いしてきた結果だと思います。
本当におめでとうございます!
すごく感動しました!
同じように、
周囲の成果を出している方を見てみても、
必ず「まず代償の先払い」をしています。
仕事やビジネスにおいても、
確実に長い時間働いていますし、見えないところでの努力も怠りません。
時間の長さで勝ち、仕事の質や密度で勝っているからこそ、周囲よりも良い成果を出すわけですし、「どうすれば成果が出るか」をとことん考えて抜いています。
仕事の「質や密度」をあげるための自己投資も怠りません。
人間関係についても同様です。
うまくいっている方は、まず与えます。
相手に興味を持ち、相手の話をしっかり聴き、自分が持っている知識や情報を与え、貢献する姿勢を持っています。
できる範囲での手伝いや支援も怠りません。
そんな姿勢でいるからこそ、
成果が後から付いてくるんだ、とつくづく思います。
僕自身も、
この「代償」という言葉では、気をつけていることがあります。
まず、仕事の部分では、
「量で負けない事」です。
常に挑戦者の意識を持ち、
仕事の質や密度では勝てない部分はあるかもしれませんが、その分、量では負けないようにしています。
(これが僕の代償の先払いです)
眠たいとか
疲れたとか
やる気がないとか
時間がないとか
自信がないとか・・・
時に言いたくならないとは言いませんが(汗)
ですが、そういった言い訳は一切なしにして、打ち込んでいます。
(そもそもそんな責任逃れな言い訳をしているようでは、経営者失格です)
場合によっては、
代償を払らったとしても、
それに見合った成果が出ない時もあります。
仕事で思うような成果が出ない、
また人間関係で思ったように信頼関係が築けない、という時です。
ですが、
そういった代償を支払った時は、真剣なので、その結果が「学び」となります。
仕事に関しては「できる事を全てやっただろうか?どこかに抜け落ちていることはなかっただろうか?」と考えたり、
人間関係においても、「自分が良かれと思って相手にした事が逆に押し付けがましいものになっていただろうか?」と考え、
しっかり振り返り、次に活かしていけるものです。
逆に怖いのは、
代償なしに成果を偶然得てしまっているとしたら、それは気をつけなければならないでしょう。
その成果は本物ではないからです。
常に、「本質はどこか?」という事を見定める必要があります。
だとすると、
本質は、
「自分自身を磨き、能力を高め、成長していく事」これに尽きます。
桐生選手の歴史的快挙から、
好きな言葉である『代償を先払いして、成果を得る』という言葉について、今日はまとめてみました。